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 いずも和紙は、
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硯・墨すり機

墨すり機

色紙や半紙などの小作品ではそれほど大量の墨を必要としないが、書道展に出品する作品など大作の場合は非常にたくさんの墨を必要とし、この墨を手で磨って用意するには大変な時間と労力を要する。
市販の液体墨(墨汁)では墨色・書き味ともに磨墨液に劣るため、ここに自動で墨を磨る機械の需要が生じ、1970年代に墨磨り機が登場した。
現在では、いずも和紙・墨運堂・呉竹・古梅園・宝研堂などの書道用品メーカーが販売し、書家やそれを目指す学書者などが使用し広く浸透している。

墨すり小僧

いずも和紙オリジナルの墨すり機。
硯の取り付け構造に角度がついており、この事により手で墨を磨る動作と同じ、「丘」で磨り、「池」に貯める動作が実現。
※実用新案も取得している。
また、今までの墨すり機にはないスピードで磨ることができるので、教室や練成会などで墨すり小僧を使えば、必要な墨汁を磨りながら書けるという、墨液のような利用方法も可能。
硯は天然硯の羅紋硯で、墨すり機で磨ることによる”墨の粒子の荒さ”が気になる場合は、硯でバネの力を使わない方法を使えば、かなり細かい粒子で磨ることが可能。
※しかし磨墨力は格段に落ちるので、淡墨を使う方以外にはあまりお勧めしない。

墨すり小僧動画

硯について

大きさを表す単位は、「吋(インチ)」です。1吋は約2.5cmとなります。

硯の選び方

〇大きさ:実用書・仮名には、3吋から5吋が一般的です。
     漢字半紙用には、 6吋から7吋  〃
     漢字条幅用には、 8吋から10吋 〃

石の特徴紹介

■雄勝硯(おがつけん)
黒色硬質粘板岩で光沢・粒子の均質さが優れ、その特性は純黒色で圧縮・曲げに強く給水率が低く、  化学的作用や永い年月にも変質しない性質を持っています。
※2011年3月11日の東日本大震災大津波により、和硯の代表的産地である「雄勝硯」が壊滅的被害を受けました。 現在着々と復旧しておりますが、現状といたしまして安徽省で採れる石を仕上げ加工して出荷させて頂いております。 現在雄勝硯を改め、雄勝加工硯と称して販売しております。

■細羅紋硯(さいらもんけん)
安くて墨おりが良い硯
中国江西省の竜尾山一帯及び、芙蓉渓に沿った地域 から採れる硯。
薄い板状の岩が層になっている石材を縦割りに切り取り硯に仕上げており、横目の細かい文様(羅紋)が特長です。
安くて墨おりが良いので、初心者の方におすすめです。

■宋坑端渓硯(そうこうたんけいけん)
初心者も手にしやすい価格が魅力
中国広東省肇慶市高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
端渓硯の中でも最もリーゾナブルな価格が魅力です。 茶色がかった石色が特徴で、石質は比較的硬く墨おりも早い硯です。
硯面がギラギラしたものや赤味が強いものは、非常に硬質な石質となることが多い為、注意が必要です。

■麻子坑端渓硯(ましこうたんけいけん)
三大名坑の一つ麻子坑、中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
色艶が良く、石色は深紫系の色で石紋も美しいので人気です。紋様のバラエティーは老子に次ぎ、磨墨にも優れています。鋒鋩のキメが非常に細かいのが特長です。
鋒鋩があまり強くない為、こまめに硯の手入れしてください。

■坑仔巌端渓硯(こうしがんたんけいけん)
中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
老坑の南上の山腹に位置していることから、老坑端渓硯に酷似したものが多く見られます。
比較的小さめの硯が多くなりますが、墨おりは非常に良くキメの細かい石質で、眼(ガン)と称する石紋が出る硯もあります。
石色は紅紫色を基調としており、老坑端渓硯に比べて石が乾いている為、石声が金属音に近い音を出します。

■老坑端渓(ろうこうたんけいけん)
中国広東高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。
端渓硯の中でも最上級といわれており、高価なものでは数十万円するものもあり、多くは淡紫色をしています。
墨おりは非常に良く、墨が溶けるようにおりていく感じを受けます。 硯を水で濡らすと様々な紋様が現れるものもあります。
古くから端渓第一といわれていましたが、現在は採掘を中止しており、大型のものは入手困難です。

お手入れの方法

宿墨(古い墨)を残さず、きれいに洗ってください。
熱湯をしようすると割れることがありますので、水~ぬるま湯をご使用ください。
半年から1年ごとに、泥と石でメンテナンスすると墨のおりが戻ります。
有限会社いずも和紙
〒690-0049
島根県松江市袖師町9−38 互幸ビル
TEL.0852-67-6363
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