墨液の特徴
書道をしている方は、ほとんどの人が一度は使ったことがあると思います。
やはり固形墨に比べてかなり使い勝手がいいのが特徴です。
固形墨をする手間が省け、最近では墨色も良い物が開発されています。
ただ固形墨に比べると、墨色や表具性、伸びなども劣っているようです。
そして結構忘れがちなのが、筆を洗った時の墨の落ち具合です。
固形墨に比べてなかなか墨汚れが落ちません。
高い筆を使われる方や、思い入れのある筆を大事に使いたい方は固形墨の使用をオススメします。
墨液を使った後はよく筆を洗ってください。
墨液は膠の代わりに合成糊剤等、人工的な材料を使用していることがあります。
全ての商品に掲載してあるわけではないのでわかりにくいですが、膠製品と混ぜないようご注意ください。
やはり固形墨に比べてかなり使い勝手がいいのが特徴です。
固形墨をする手間が省け、最近では墨色も良い物が開発されています。
ただ固形墨に比べると、墨色や表具性、伸びなども劣っているようです。
そして結構忘れがちなのが、筆を洗った時の墨の落ち具合です。
固形墨に比べてなかなか墨汚れが落ちません。
高い筆を使われる方や、思い入れのある筆を大事に使いたい方は固形墨の使用をオススメします。
墨液を使った後はよく筆を洗ってください。
墨液は膠の代わりに合成糊剤等、人工的な材料を使用していることがあります。
全ての商品に掲載してあるわけではないのでわかりにくいですが、膠製品と混ぜないようご注意ください。
墨液と固型墨の違い
当社としては固型墨をすすめていますが、どちらが良いかは一長一短です。
固型墨の特徴
①好みの墨色を出す為には経験が必要。
②書き出すまでに墨を磨る時間が必要。
③墨色に奥行きが出る。(立体的)
④カスレに美しさを出しやすい。
⑤表具の際に流れる危険性が低い。
⑥筆・硯を傷める危険性が低い。
⑦長期保存が可能。
墨液の特徴
①一度に好みの濃度の墨液が得られる。
②墨を磨る時間を節約できる。
③墨色に奥行きが出にくい。(平面的)
④カスレに美しさを出しにくい。
⑤表具の際に流れる危険性が高い。
⑥筆・硯を傷める危険性が高い。
⑦保存期間が短い。(約1年程度と短いものもある)
墨液と固型墨違いの原理
墨固型墨と墨液の違いは上記の通りですが、高品質な墨液が次々と開発されている現在でも 「固型墨を使えば良いのは解かっているんだけど、つい・・・」という方はまだまだ数多くいらっしゃいます。
その要因として「墨を磨る方が良いに決まっている。」という意識が根強く残されているということと、墨液の線は平面的で味わいがないといわれていることでしょう。ではどうして墨液よりも固型墨が良いのでしょうか?
墨液のマイナス要素として取り上げられる、『平面的に見える』 理由のひとつとしては、「墨液の粒子は粗いから」ということですが、これは誤りです。
開発当初の墨液はそうであった可能性はありますが、現在では改良による改良の結果、一般的なの固形墨の粒子の大きさが 0.2~0.6マイクロメートルに対して、墨液の粒子の大きさは、0.08~0.3マイクロメートル といわれています。 (※ 1マイクロメートル = 1㎜の 1/1000)つまり墨液の方が粒子は細かくなっているのです。
ではどうして墨液で書かれた文字が平面的に見えるのでしょうか。
それは、固型墨が手で墨を磨る為に早さや圧力などによってムラができることによって粒子の大きさが様々となり、光が乱反射して立体的に見えるのに対し、墨液の粒子は機械で練り合わせられることによって、粒子の大きさが均一になってしまうからだと思われます。
ただ、固型墨と墨液のどちらが良いのかということは、表現方法が限りなく広がっている現在では非常に困難です。 自身の求める表現方法の中で 都度お選びください。
膠系と樹脂系の違いと選び方
膠系墨液と樹脂系墨液の特徴
膠系墨液の特徴
1.墨本来の自然な墨色を得ることが出来る。
2. 墨本来の墨の伸びを得ることが出来る。
3. 液状態を保つ為、ニカワの固まる性質を抑える 「塩分」が含まれています。 その為、表具を行うまでの乾燥期間として、約 1週間を要します。
1.墨本来の自然な墨色を得ることが出来る。
2. 墨本来の墨の伸びを得ることが出来る。
3. 液状態を保つ為、ニカワの固まる性質を抑える 「塩分」が含まれています。 その為、表具を行うまでの乾燥期間として、約 1週間を要します。
樹脂系墨液の特徴
1. 表具の際、ニジミの発生する可能性が低い。
2. 力強さを表現しやすい。
3. 墨本来の自然な墨色や伸びを得ることが難しい。
1. 表具の際、ニジミの発生する可能性が低い。
2. 力強さを表現しやすい。
3. 墨本来の自然な墨色や伸びを得ることが難しい。
それぞれの使用の際の注意点
墨液には、『 膠(ニカワ)』を使用したものと、『 樹脂 』を使用したものの二種類があり、それぞれに長所と短所があります。
表現方法や濃度による墨液の選択はもちろん、墨液の性質をご理解頂いた上で作品制作・表具を行ってください。
濃墨液や練墨を薄めてご使用になられる場合に、ドボドボと墨液や練墨を入れた後に水をジャーと入れてザクッとかき混ぜずに
少しづつ墨液や練墨を入れては水を足してかき混ぜ…を繰り返し行うようにしてください。
墨液と水がしっかりと混ざり合わないままに書かれますと、部分によって濃度が異なる為、表具の際に流れる可能性が高くなります。
表具を行うまでの乾燥期間は、『膠 系』(乾燥に約 1週間必要)『樹脂系』(乾燥に約 2~3日必要) となっています。
※上記乾燥期間はあくまでも目安です。保存状態や湿度によっても期間は変わって参りますのでご注意ください。
また、墨液や練墨を薄めてご使用される場合は、水と墨液がよく馴染むように十分にかき混ぜてご使用下さい。(濃度の違いにより表具時にニジミが生じます。)
墨液には、『 膠(ニカワ)』を使用したものと、『 樹脂 』を使用したものの二種類があり、それぞれに長所と短所があります。
表現方法や濃度による墨液の選択はもちろん、墨液の性質をご理解頂いた上で作品制作・表具を行ってください。
濃墨液や練墨を薄めてご使用になられる場合に、ドボドボと墨液や練墨を入れた後に水をジャーと入れてザクッとかき混ぜずに
少しづつ墨液や練墨を入れては水を足してかき混ぜ…を繰り返し行うようにしてください。
墨液と水がしっかりと混ざり合わないままに書かれますと、部分によって濃度が異なる為、表具の際に流れる可能性が高くなります。
表具を行うまでの乾燥期間は、『膠 系』(乾燥に約 1週間必要)『樹脂系』(乾燥に約 2~3日必要) となっています。
※上記乾燥期間はあくまでも目安です。保存状態や湿度によっても期間は変わって参りますのでご注意ください。
また、墨液や練墨を薄めてご使用される場合は、水と墨液がよく馴染むように十分にかき混ぜてご使用下さい。(濃度の違いにより表具時にニジミが生じます。)
墨液のご使用上の注意
幼児の手の届かない所へ置いて下さい。
強い力が加わると破損します。
高温高熱の所には置かないで下さい。
誤って飲まないように注意して下さい。
目に入った時は、水でよく洗い流して下さい。
服などに付くと落ちません。
他の商品と混ぜないで下さい。
一度出した液は戻さないで下さい。
強い力が加わると破損します。
高温高熱の所には置かないで下さい。
誤って飲まないように注意して下さい。
目に入った時は、水でよく洗い流して下さい。
服などに付くと落ちません。
他の商品と混ぜないで下さい。
一度出した液は戻さないで下さい。